感動をもたらしてくれた、あの店のメニュー

私の大好物は鶏の唐揚げです。

感動をもたらしてくれた、あの店のメニュー

私の大好物は鶏の唐揚げです・・・ (女性 44歳)

私の大好物は鶏の唐揚げです。
しかも、母親が作る唐揚げ限定です。
だんだん夜遊びが楽しくなってくる学生時代、「今日は唐揚げだよ!」という母親の電話の声は、どんな遊びよりも心を奪われ、寄り道せずに直帰したものです。

そんな母親が亡くなった今、自分で作るしかないわけですが、なかなか同じようにはいきません。生きているうちに作り方を聞いておけばよかったなと思っても手遅れです。
もうあの唐揚げを味わうことはないと、ぼんやり思っていました。

そんなある日、会社の上司が連れて行ってくれた小さな小料理屋さんで、母親の作る唐揚げとまったく同じ味のする唐揚げが出てきました。
その時の衝撃といったらありません。実はそのお店に唐揚げというメニューはなく、たまたま女将さんが作ったものを食べさせてくれたという偶然の唐揚げでした。

今はいろいろな唐揚げ粉が売っていますが、母親が作っていた時代にそんなものはありません。ちょっとした調味料の量や片栗粉の量、ニンニクの量などで、微妙に味が変わってくるのですよね。女将さんと母親は、好みが同じだったのか、あまりにも味が似すぎて驚きました。
忘れかけていた味に感動し、女将さんに事情を話して作り方を聞いて帰りました。

現在は閉店してしまったお店ですが、私にとって感動と感謝の気持ちを与えてくれたお店です。

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